原子力発電と原子力爆弾の違い
原子爆弾は、破壊的なエネルギーを得るために、ウラン235をほぼ100%まで濃縮して爆弾を製造し、一気に核分裂を発生させることによって、爆発するようにつくられています。
これに対し、原子力発電所で利用している原子炉は核分裂反応をゆっくりと進ませて、できるだけ長い期間にわたり熱を出すことに重点を置いて設計されています。そのため原子炉はウラン235が3%〜5%しか含まれていない燃料を使い、制御しやすく、原子爆弾のように核爆発を起こさない安全設計になっています。
原発と原爆の違いの図